特殊処理が必要なケース
浴室塗装は下地処理が最も重要な施工段階です。塗装を行う下地が有機物などの付着で整っていない状態で塗装を行うと、塗料が密着せず剥がれの原因になる他、錆やカビを処理せず行うと塗装面下で進行する原因となります。「錆」には「錆」の適切な下処理を行い、「カビ」には「カビ」の適切な下処理を行なった上で塗装を行う事が大切なのです。「石鹸カスや皮脂、水道水のカルシウムなどが蓄積された有機物」が広範囲にある場合には薬品等で特殊洗浄を行い、研磨を繰り返し塗装可能状態を意図的に作りだす。特殊処理が必要となります。
長期間蓄積された汚れ
広範囲に広がる白いものは、石鹸カスや皮脂、水道水内のカルシウムなどが蓄積された汚れです。硬いもので擦っても落ちる事はなく、床面のタイルの目地にはびっしり詰まった状態。このままでは塗装を行う事ができません。塗装前の下処理として特殊洗浄を行います。
特殊洗浄＋研磨＋タイル補修＋塗装
特殊洗浄の後、壁面下部分のタイルを補修し、研磨を行い、下地表面を整えたら塗装を行います。大変時間がかかる作業ですが、浴室塗装を行うにあたりとても大切です。
カビが広範囲に付着したコンクリートの壁面
コンクリートに塗装を施した壁面です。コンクリートは水を吸収しやすい材質で結露やカビが発生しやすい、汚れやすい、ヒビなどが発生しやすいといった特徴があります。写真のように広範囲に渡ってカビが発生している場合には特殊な洗剤などを用いて特殊洗浄を行います。
特殊洗浄＋研磨＋塗装
特殊洗浄の後、壁面の軽度のヒビなどを修復し、研磨。下地を整えた後、塗装を行います。カビやすいコンクリートにはバイオコートエコ（防カビ特化型）の塗布がおすすめです。
